「能」舞台~舞台の設営を拝見
[戯言][伝統][能楽][体験][写真]
2009年01月24日
間もなく、「鏡板(かがみいた)」と言われる松(老松)の絵が描かれた羽目板が立つ。
これだけでそれっぽく能舞台らしくなるという明らかな存在感。
そして檜舞台(檜の板)の設置。
江戸尺の畳の大きさの物を舞台・後座・橋掛かり・地謡座にの形に一枚一枚敷いていく。
移設用だが、ちゃんとした檜が使われているとの事。
ヤラシイ話、一枚・・・現在だと50万円そこそこするそうです。
それぞれ敷き終った後、5本の柱を立てる。
その5本の柱にはそれぞれ名前があり、
写真手前に写っているのが「目付柱」。
他にワキ柱・シテ柱・狂言柱(後見柱)・笛柱があります。
能面で視界がかなり狭くなるため、目付柱は舞台の端を知るための目印(目付)になる。
後の柱の説明は面倒なので省きますわ(笑)
笛や太鼓や小鼓を軽く鳴らしてくれましたが、
その乾いた音色はグッと良い緊張感を与えてくれました。
音がしているののにも関わらず、鳴った瞬間から一気に静寂に満ち溢れるという、
この不思議な感覚はなんなんだろうか。
よく、死んだような表情のない顔の人を「能面のような....」というが、
それはまったくのウソで、能面の感心すべきというか凄いところは、
見せる角度によってそれぞれ表情が現れるという事。
実際の演目ではその角度を用いて気持ちの一表現をする。
最後に舞台(白洲部分)へ上がらせていただきました。
写真は「橋掛かり」というところ。
揚幕を出、この橋掛かりを通り、松の絵の所(後座)まで出る。
そして「舞台」へ。
橋掛かりまでは人間扱いだが、後座・舞台に入ってしまうと、「神」の扱いになる。
もう少し言うと、神が憑依(ひょうい)するらしい。
そのため依代(よりしろ)である松の絵が描かれている。
松の意味合いがわかる人には納得できるであろう。
分からない人・・・ヒントは正月で飾る「門松」の意と同じです。












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